しあわせホテルのヴィジョン
私たちの願い
私たち『しあわせホテル』が実現したいこと、それは人や組織、地域の
「今ある状態をととのえ、あるがままを生かすこと」です。
日々やることに追われ、自分を見失いがちになる現状において、まずは今の自分の状態(Being)を、ととのえて良好にする(Well)こと、それがつまりは「しあわせ(Well-Being)」です。
これは個々人はもちろんのこと、企業や地域でも同じだと思っています。
身体の健康で例えてみると、メタボな身体を整えようとダイエットをしても、その効果は一時的で、反作用もあります。健康に身体をととのえるには、食生活の改善や日常での運動、睡眠時間が大切になります。
心においても同様で、本当の意味でしあわせになるためには、やはり、
日常における感じ方や考え方、行動の仕方を変える必要があります。
そのための場ときっかけを用意するのが、『しあわせホテル』です。
しあわせホテルを支えるもの
私たちのプログラムは、幸福学研究(well-being study)を基礎としています。
お金やモノ、社会的な立場などの地位材は、幸せが長続きせず、健康や安心、心の状態などの非地位材は、幸せが長続きすると言われています。
このしあわせな心の状態を示す4つの観点を私たちは大切にしています。
1.やってみよう:自己実現と成長
2.ありがとう:つながりと感謝
3.なんとかなる:前向きと楽観
4.ありのままに:独立と自分らしさ
旅やプログラムの前後で測定をし、健康診断のように結果を可視化するとともに、日常でもチェックし、意識付けできるようにしています。
慶應義塾大学システム・デザインマネジメント(SDM)研究科
前野教授による幸福の4因子(抜粋)
「幸福度測定」(事例)
しあわせを日々の生活に取り入れるため
4つの観点を実践し日常に落とし込んでいくには、
それぞれが自分にとって、どんな意味を持つのか、
何ができるのかを考える必要があります。
そのために重要になるのが「対話」です。
しあわせホテルは、様々な町でプログラムを開催します。
そこには、その土地ならではの歴史や文化、自然があり、
その地で育った人たちの営みや生活があります。
その町や自然を歩くことで感じたものを身体で受け止め、
その土地に住む人と対話をする中で様々な気づきや学びを得ます。
そして、自分との対話を深めることで、
それらの気づきや学びが自分なりの言葉や形をもって
心に、そして身体に残るのです。
そのためには、少し歩みの速度を緩め、
ゆっくりと感覚をひらくことが必要なのです。
すぐに答えを求めず、一度立ち止まって、
体験したことを自分のペースで言葉にし、
心と身体にじわじわと沁みこませる。そんなプロセスが大切なのです。
スマホを脇に置き、心のゆとりをもって、ぜひ旅に臨んでください。
しあわせの好循環をおこす
「良い状態(Well Being)」になると「良い行動(Doing Good)」が増えます。
その結果、自分はさらに「良い状態(Well Being)」になります。
つまり、しあわせな状態をつくることで、しあわせの好循環が生まれ、
より多くのしあわせを自分にも、人にも、社会にもつくりあげることができます。
さらに、しあわせになると、人はより創造的(Creative)になります。
その創造は、人や社会にさらなる刺激(Inspaire)と変容(transformation)を促します。
無理に何かを変えようとするのではなく、自発的・主体的に「変わっていく」のです。
それこそが、しあわせホテルの世の中に起こしたい、新しい流れです。